毎週土曜 よる9:00~9:54

#34 「氷雪の鎧を纏う峰 西穂高岳」(2月8日 放送)

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厳冬期の北アルプス、西穂高岳。標高2,909mと3,000mに満たない頂稜とはいえ、
名だたる穂高の岩稜が続く難ルート。

夏山とは違う、吸い込まれるような威厳と美しさに満ちた雪山は、
本来人間が踏み込めないであろう神の領域を思わせる。
絶景を求め、海洋冒険家・白石康次郎が挑む。

【 ロケ日:1月12日~14日 】

見どころ
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新穂高ロープウェイを利用すれば、稜線までは短時間、360度の大パノラマで見渡せる丸山で、厳冬期の景色を堪能することができる。

しかしその先の西穂高岳山頂までは、上級者向けのコース。独標までの登りとは一変する。13ものピークが連なる、急峻でやせた尾根の登下降が連続、登山者の半分以上が引き返すという。

登山3日目、悪天候が続いていた。白石はその先へ進むことが許されるのか。どんな朝日が白石を待っているのか。


取材後記
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焼岳・八ヶ岳・笠ヶ岳、遠くは白山に囲まれながら稜線を歩いていく。風が吹き付ける稜線では体感温度はマイナス40度までさがる。今までになかった装備、知識と技術を駆使して、雪の西穂高を登る。

連休の中日、西穂高の雪景色を見ようと集まった老若男女に混ざってロープウェイの中でわくわくしていたのも束の間、山の上は寒い!風が強い!すれ違った登山者の中には「何の取材ですか?『日本の名峰』!? 知ってます見てます!」という方もいて嬉しかった。台風のレポーターが受けるような風でカメラも揺れ、ディレクターの話す声も聞こえないけど景色はきれいでした!