#33 「開聞岳・薩摩半島」(2月1日 放送)
鹿児島県、薩摩半島の南端に位置する百名山の一つ開聞岳(924m)
山の全身を海に乗り出すように立つ開聞岳は、古くから船頭たちの道標として信奉されてきた。
完璧とも言える円錐形を見せるこの独立峰は「薩摩富士」と呼ばれ地元の人から愛されてきた山。
【 ロケ日:1月10日~14日 】
開聞岳が今の姿になったのは約1000年前。照葉樹林が広がり一年中緑に包まれる登山道にも噴火の後が多く残る。とくに七合目以降の道のりは、最後の噴火でできた巨大な溶岩が立ち並び険しい。
しかしその先には、足元に大海を見下ろす開聞岳ならではの絶景が待っていた。そして山と海と朝日が並ぶ絶景を目にした宮下は…。
「開聞岳の頂上に雲がかかっていないから明日は雨がふらないよ」
登山撮影の前日、地元の方から聞いた言葉です。
予報では雨となっていましたが、撮影当日はその言葉の通り天候に恵まれました。
地元の方に開聞岳について伺うと、そこまで特別視していないがどこからでも見える身近な存在という回答が多く、
「飾らない故郷の山」という感覚で親しまれている印象を受けました。