毎週土曜 よる9:00~9:54

#21 「果てなき稜線 笠ヶ岳」(10月12日 放送)

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岐阜県最高峰、笠ヶ岳。その名のとおり、どの方向からも笠の形をした端正な姿をみせる。
その美しさは北アルプス随一と讃えられる。しかし、その山頂に至る道は、長く険しい。

今回は中でも急登が続く笠新道登山口から山頂を目指すのは、元ノルディック複合日本代表でスポーツキャスターの荻原次晴。荻原は幼い頃から父親と山登りをしていた。その影響で、未だに山へ来る時の必需品となっているものがあるという。その必需品とは…。

見どころ
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笠ヶ岳は花の百名山としても名高い。笠新道を登りきったところにある杓子平のカールは、動植物を風などから守るように山々が取り囲んでおり、そこには多種類の花々が登山者を迎える。

さらには、山好きの誰もが憧れる穂高連峰や槍ヶ岳の峰々を臨む眺望を得られ、抜戸岳分岐までくれば、空まで続くような稜線の先に綺麗な笠の形をした笠ヶ岳山頂を拝むことが出来る。そんな、大きく、美しく、時には厳しい自然をぜひご堪能下さい。


取材後記
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今回は天気に翻弄された登山となりました。
出発時から曇り空。笠新道という長く、急で、辛い、と3拍子そろった登山道を進みます。
そこに追い討ちをかける様な雨。スタッフ一行も無口になっていきました。

雨も止み、なんとか稜線まで出て歩を進めますが視界は霧の中。
そこで、ガイドさんが放った「笠、出るかもしれませんよ」
その一言が合図かのようにガスがとれ、雲が流れていき、待ち焦がれた絶景が広がっていました。

まさに、山の天気は変わりやすい。を実感させられた取材となりました。