#20 「知床連山 硫黄山 半島を貫く稜線」(9月28日 放送)
オホーツク海に突き出した北海道知床半島。
先住民族アイヌの言葉で「地の果て」を意味する「シリ・エトク」が由来とされる。
今回2週にわたり放送するのは、
羅臼岳~三ッ峰~サシルイ岳~オッカバケ岳~南岳~知円別岳~硫黄山の知床連山縦走ルート。
海洋冒険家・白石康次郎が人生初の縦走に挑む。後半は、およそ23kmにも及ぶ今回の縦走路最後の山「硫黄山」。半島の中心を背骨のように貫く知床連山を踏破し、その山頂を目指す。
前回羅臼岳に登頂し、三ツ峰のテント場から出発。山間から覗かせる朝日を見たあと、5つの山を越え、溶岩が固まって出来た急峻な岩山の硫黄山に登ります。
その間には、真夏の雪渓、シレトコスミレなど知床固有の草花、硫黄山山頂からは目の前に広がるオホーツク海、知床半島の先端まで見渡す展望。知床ならではの凝縮された自然を堪能できます。
2日間、合計21時間にも及ぶ縦走。そして、その先に見る雄大な朝日をお楽しみ下さい。
撮影2日目、知床の朝は早いと午前2時に起床。
前夜は慣れないテント泊でヒグマの恐怖と戦いながら休みを取りました。
あたりは真っ暗。気温は10℃をきる寒さでしたが、昼前には汗がダラダラと垂れ落ちるほど。
全長がハーフマラソンよりも長い今回の縦走路。
しかし、飽きさせる事の無い多彩な登山道のおかげで、歩ききる事が出来ました。
撮影終了後にはスタッフと握手を交わすほどの達成感。ぜひ、また登りたい山となりました。