毎週土曜 よる9:00~9:54

#19 「世界遺産 知床の主峰 羅臼岳」(9月21日 放送)

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オホーツク海に向かって突き出した北海道知床半島。
先住民族アイヌの言葉で「地の果て」を意味する「シリ・エトク」が地名の由来とされる。

今回2週にわたり放送する知床連山縦走は、
羅臼岳~三ッ峰~サシルイ岳~オッカバケ岳~南岳~知円別岳~硫黄山の稜線上のルート。

人生初の縦走に挑むのは、海洋冒険家・白石康次郎。
前編では知床連山最高峰・羅臼岳(1,666m)山頂を目指す。

見どころ
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2005年7月にこの山域を含む知床が世界自然遺産に登録された。火山が作った荒々しい自然や原始のままの自然の姿を味わえる山。ヒグマ、オジロワシ、シマフクロウ、絶滅危惧種に指定される希少な野生動物の楽園だ。

登山道沿いにはチングルマ、エゾノツガザクラなどの高山植物のお花畑が広がっている、人気の知床縦走コースを行く。

そして山頂では息をのむ絶景。雲の白い海と青い海、連山を境に二つの海が広がっていた。


取材後記
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今回は初の野営という事もあり、ザックの中にはテント、シュラフ、食料と、多くの荷物を背負っての登山となりました。さらには急な岩場、どこまでも続く縦走路。心が折れそうになりました。

しかし、羅臼岳山頂からの絶景、テント場から見た黄金色の道を作る夕日、世界遺産に認定されるほどの大自然に奮い立たされ、無事1日目の撮影を終えました。

白石さんが羅臼岳山頂で座禅を組んで発した「山と一体になるんだよ」の一言が忘れられません。