#12 「天空の湿原 鬼怒沼山・栃木」(7月13日 放送)
栃木県日光市川俣。鬼怒川温泉より更に奥地、奥鬼怒とも呼ばれる土地に、鬼怒沼山がある。その山は、日本一高所にある湿原を抱える。関東の北部を流れる鬼怒川の源流とも言われているその湿原の名は、鬼怒沼湿原。
鬼怒沼山山頂へ向かう途中、突如視界が開け、現れる美しき湿原。旅人・水野裕子が鬱蒼と生い茂る原生林に囲まれた登山道を歩き、天空の楽園とも称されるその地を目指す。
今回、鬼怒沼山登山の出発点としたのは女夫淵温泉。そこから先は自然保護などの理由により許可された車しか入ることができません。そんな手付かずの自然が残されたこの地の魅力を、美しき清流・鬼怒川とともにお届けします。
東西約410メートル、南北約710メートルの大きさを持つ鬼怒沼湿原。そこに点在する沼。新緑が芽生えた植物。周囲にそびえる山々。そして水面を漂う霧。幻想的な雰囲気が漂う湿原で朝日の撮影に挑戦します。
山の天気は変わりやすい。 朝日の撮影も、最後までスケジュール調整をしながらのチャレンジでした。そのチャレンジも地元の方々のご協力があってこそ。快くご協力してくださった皆さんと一緒に撮影できた朝日。それは素晴らしい体験でした。 朝日だけでなく、地元の皆さんの温かさにも包まれた、そんなロケだったように思います。ありがとうございました。