江戸川乱歩原作 名探偵・明智小五郎「黒蜥蜴」
みどころ
江戸川乱歩の長編探偵小説「黒蜥蜴」が令和に蘇る!
2024年10月に生誕130年を迎える推理小説家・江戸川乱歩。
1934年に月刊誌「日の出」に連載された本作は、名探偵・明智小五郎と、美しいものをコレクションする緑川夫人(黒蜥蜴)が心理戦を繰り広げるサスペンス。テレビドラマに映画、舞台と、時代を超え様々な形で制作されてきました。
今回は、明智小五郎役に船越英一郎、緑川夫人役に黒木瞳を迎え、昭和40年頃の雰囲気と現代を織り交ぜた架空の時代を背景に、新たなスペシャルドラマとしてお届けします。
船越英一郎と黒木瞳が繰り広げる心理サスペンス!
個性豊かな俳優陣が脇を固める
日本が誇る名探偵・明智小五郎は、罪を重ねる黒蜥蜴という人物を断罪しつつも、その心理を暴きたいという強い情念にかられ、いつしか惹かれていく。そんな明智を演じるのは、2時間ドラマの帝王・船越英一郎。意外にも明智を演じるのは初めて。念願だったという役をどのように演じるのか?
対する緑川夫人(黒蜥蜴)を演じるのは、帝王・船越英一郎と双璧をなす黒木瞳。世界中の美品を盗み出し、コレクションに加える稀代の盗賊。変装の名人でもあり、VFXを用いた変装シーンは見どころの1つ。
秀でた美貌ゆえ、緑川夫人の標的にされる岩瀬早苗役は、映画への出演が続く俳優の白本彩奈が務める。
明智小五郎の部下で、一生懸命働くもどんくさい一面がある小林芳雄役は、人気急上昇中の俳優・モデル樋口幸平、同じく明智の部下で、的確な推理力と洞察力を持ち、武術にも長けた木内文代役は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』など主にミュージカル界で活躍している唯月ふうかが演じる。
容姿端麗で、緑川夫人の寵愛を受ける手下・雨宮潤一役は、俳優のほかフォトグラファーとしても活動する古屋呂敏。
その他、緑川夫人の手下で元番頭の松吉役を諏訪太朗、宝石商・岩瀬庄兵衛役を大河内浩、警視庁捜査一課刑事・浪越警部役を池田鉄洋が演じる。
総額数千万円!本物の宝石が多数登場
また、本作を描くうえで欠かせないのが、煌びやかな宝石類。宝石専門のテレビショッピングチャンネルを運営する株式会社GSTVの特別協力を得て、緑川夫人が狙う『エジプトの星』を始め、劇中では数百万から一千万円以上する本物の宝石が多数登場する。
あらすじ
大富豪で宝石商の岩瀬庄兵衛(大河内浩)のもとに、一人娘・岩瀬早苗(白本彩奈)の誘拐と、大宝玉「エジプトの星」強奪をほのめかす予告状が届き、名探偵・明智小五郎(船越英一郎)に警護を依頼する。
明智は部下である小林芳雄(樋口幸平)と木内文代(唯月ふうか)と、警視庁捜査一課の浪越警部(池田鉄洋)と共に警備にあたるが、混乱のなか早苗が誘拐されてしまう。
明智は、宝飾店の常連客でもある緑川夫人(黒木瞳)が犯人であると確信し追い詰めていくが、お互い心の内を探るうちに惹かれあっていく...。