イントロダクション
何度でも恐怖を下さい 増殖するジャパニーズホラー「怪談新耳袋」

「怪談新耳袋」は、当代随一の怪奇蒐集家、木原浩勝と中山市朗の二人が全国から収集セレクトした実際にあった怖い話「新耳袋」を原作として、BS-iで放送された怪談ショートフィルムである。これまで清水崇、吉田秋生らが参加して99作のテレビシリーズが制作され、劇場版としては「怪談新耳袋 ノブヒロさん」が第三作目にあたる。このシリーズは海外でも高い評価を獲得、アジアで全国公開(タイ・台湾・シンガポール・マレーシア・インドなど9ヶ国)で成功を収めた。他、展開している国は以下の通り、北米、イギリス、ベルギー、ルクセブルグ、オランダ、デンマーク、アイスランド、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、香港、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデッシュなど、「怪談新耳シリーズ」は着実に世界感染を続けている。(現在21カ国)

ママ、ついて行っちゃ駄目

2006年のエランドール新人賞を受賞した主演の内山理名は、今回初めて母親役に挑戦している。ストーカーとなった霊に狙われ逃れようとするが、もし、自分が行かなければ愛娘が連れて行かれるといった枷に葛藤する。2人が共に逃げられるかがこの作品のクライマックスになる。「ノブヒロさん」の原作は「新耳袋・第七夜」に収めされているもので、原作の中でももっとも怖い作品だ。脚本に映画「地獄甲子園」の加藤淳也が参加、主題歌は諫山実生が歌っている。

「遂に彼女は生まれ変わった。私の運命のひと…」
「エッチャン、一緒に行こう…」