精神分析医(サイコセラピスト) 氷室想介の事件簿~超高層ビル密室殺人の謎~

あらすじ

心療内科「氷室想介クリニック」の氷室想介(小泉孝太郎)は、イケメンかつ頭の切れる優秀な精神分析医。どこかとぼけていて憎めない側面もあるのだが、ひと癖ある人柄のせいか、クリニックの予約はいつもスカスカ…。イマドキ女子の受付・川井舞(筧美和子)からは、毎日何かしらお小言を頂いている始末。

そんな氷室にいつも事件の捜査協力を依頼しているのは、警視庁捜査一課警部補の田丸有希(美村里江)。ふたりは中学高校の同級生。精神分析を駆使して関係者の心理を読み解く氷室の能力を有希は信頼している。シングルマザーの有希にとって、氷室と舞は、息子のはじめ(市川陽夏)も一緒に近所の中華料理店で食事を共にする、よき仲間でもある。

ある日、超高層ビルのワンフロアにオフィスを構えるアパレル会社「パノン」で殺人事件が発生。創業者である社長の秋元貢太郎(井上肇)が社長室内で死亡しているのが発見された。死因は青酸カリによる中毒死。社長室は内側から鍵がかけられていた。有希と後輩刑事の君島太一(松本岳)は、氷室に捜査協力を依頼。有希・君島と氷室は関係者への聞き込みを開始する。

第一発見者はパノン経理担当取締役の望月伸介(山崎銀之丞)、社長と経営方針で衝突していたという。さらに、社長の息子・秋元景太郎(植木祥平)、望月と不倫の噂がある総務部の三浦佳奈(小野真弓)、派遣の経理担当・米沢理恵子(大河内奈々子)、広告代理店の大沢裕翔(永井大)など、疑わしい関係者は多いが、解決の糸口はなかなか見えない。
そんななか、望月の横領疑惑が浮上。第二の殺人事件が起きてしまう…。