被災後、復興に尽力する古市は、焼失した自宅を立てなおすことにした。
そのとき、大神戸ゴルフクラブの仲間でもあり、新居の建設を請け負ってくれた木材会社を営む、友人の今森さんの言葉「プロゴルファーを目指せ」が古市の人生を変えるきっかけとなった。
苦しい生活の中で練習を積み、臨んだプロテスト。
古市は受検者およそ2000人のうち、50人ほどしか通ることができない、狭き門を見事突破。
このとき、59歳11カ月。還暦ルーキーと呼ばれたプロゴルファーの誕生の瞬間だった。
プロゴルファー、古市忠夫の奇跡を起こす方程式。
それは…「努力×才能×感謝力」
そう、いま、自分が努力できていることに感謝する力が大切だというのだ。震災を経験したからこそ、実感できた想い・・・感謝の心がいつも古市を支えているのである。古市は必ずラウンド前、コースに向かって、一緒にラウンドする仲間、スタッフに対して頭を下げる。
感謝力が原動力になっているからこそ、70歳となった今でも他の選手と互角に渡り合えるのだ。
その思いはもちろん、今でも変わっていない。
今回のゲスト
プロゴルファー 古市 忠夫
プロゴルファー、古市忠夫。2000年に59歳11カ月でPGA認定のプロテストに合格(史上2番目)。奇跡の「還暦ルーキー」と呼ばれ、その活躍ぶりが注目され、映画化された。
1940年、兵庫県神戸市長田区に生まれ、立命館大学経済学部卒業後、自宅にカメラ屋の看板を掲げた。
そして30歳でゴルフを始めるとメキメキと上達し、ホームコースとしていた大神戸ゴルフクラブで10回、クラブチャンピオンを獲得。
その後1995年1月17日、阪神淡路大震災で被災。家族の無事を確かめた古市は、消防団の一員として救助活動に力を尽くした。
しかし、震災で自宅と店を焼失しまった。そう、これまでの人生で築いたものをすべて失ってしまったのだ。
そんな古市に、将来を予見させる出来事が起きる。
駐車場に置いておいた車のトランクにゴルフバッグがあったのだ。
収録を終えて
by 岡田理江古市 忠夫さんのグリーンの教えは!
『感謝力が奇跡を起こす』
古市さんは、プロゴルファーという仕事に感謝し、そして人生に、人々に感謝し、全て起きる事を楽しんでいらっしゃっるようで、とても羨ましくなりました。
今居ること、有ることに感謝し生きていく、その大切さを改めて感じ、忘れてはいけないんだと考えさせられました。
『難の無い人生は無難。難が有る人生は有り難い。だから有難う、ありがとう』この言葉は大切な人から頂いたものです。
改めて、みなさんに有難う。そして古市さん、ありがとうございます。