慶応大学4年生のとき父が日光カントリークラブの会員権を2万5千円で買ってくれたことがゴルフを始めたきっかけに。 そこには創業者である父が息子に伝えたかった経営者としての姿が集約されていた。
父から3つの「ゴ」を始めなさいと言われたという。
1つは囲碁。
2つめは小唄。
そして3つめがゴルフだった。
囲碁はすべての戦術に通じ、ゴルフ場にも置いてあるところが多い。
小唄とゴルフは人脈を広めるために絶対必要だと言われた。
実際ビジネスで付き合うような人はみんなやっていた。
しかし、小唄は出だしを間違えるなど繰り返し、見込みがないと破門になってしまった。
お線香にとどまらず、「香り」をテーマとするグローバル企業へと進化を続けている日本香堂。
今も年間200日は海外で過ごすという小仲。
仕事だけでなくゴルフも世界中でプレーしてきた小仲だが、あるプロゴルファーに言われた忘れられない一言があるという。
そんなゴルフ人生54年の小仲正久が言う、「プレッシャーを力に変えるのが超一流」にあなたは何を感じるだろうか?
今回のゲスト
日本香堂 代表取締役会長 小仲 正久
日本香堂会長・小仲正久は、お線香の定番「青雲」や「毎日香」シリーズなどを主力商品に業界トップの座を走る日本香堂を世界30カ国で事業を展開するグローバル企業に育て上げた。創業者の父から44歳で社長を引き継いだ若き日の小仲は、そのブランドを売り出すために業界の常識を覆す提案をする。それがテレビCMだった。お線香のテレビCMなど考えられない時代だったが、これが当たった。
一気に知名度の上がった新ブランド『青雲』は、瞬く間にお線香の代名詞ともいえる商品に成長し、同時に日本香堂も業界トップシェアに向けて第一歩を踏み出したのだ。
そんな小仲がゴルフから学んだ「グリーンの教え」とは?
収録を終えて
by 岡田理江小仲さんのグリーンの教えは!
『プレッシャーを力に変えるのが超一流』
小仲さんの印象的な言葉がありました。
『そうせざるを得なかった』
小仲さんは会社を立て直すとき、仕事が行き詰まったとき、次の新しい事をやるしかなかったとおっしゃいました。恐さ、不安はあるけど前に進む為にやっていく。まさにグリーンの教えの言葉そのものだと思います。
私は諦めると言う選択肢が、小仲さんの中には全くないと言う印象をこの言葉を聞いた時に思いました。
常に、国内外問わず、外に向けて動き仕事されている強さとチャレンジ精神をもたれている小仲さんはとても魅力的でした、私は人生や仕事を楽しまれている小仲さんを見習いたいと思いました。