グリーンの教え Wisdom of Golf 毎週土曜日23時00分

#22「何事も上達の秘訣は自分の中にある」中島 悟

日本人として初めてF1というモータースポーツの頂点の世界で戦うことになった中島。
1000分の1秒を争う過酷な争いを繰り広げてきた。
まして、一歩間違えれば死の危険すらある、まさに命がけのレース。

研ぎ澄まされた神経と、極度の緊張の中で中嶋は戦い続けていたのであった。

そんな日々の中で、中嶋は週に3度もゴルフをしていたという。それがレースのモチベーションにつながる中嶋流のゴルフ活用術であったのだ。
現役時代、日本人レーサーのパイオニアとして世界のひのき舞台で戦った中嶋だが、パイオニアゆえの苦労もあった

レーサーの養成学校などがある時代ではないから、独学でテクニックとレース感覚を身につけていくしかなかったのだ。
そう、「習うより慣れろ!」。独学精神が中嶋の上達を支えたスピリッツだった。
それはゴルフでも同じだという。

現役時代から、プロゴルファーとの付き合いも多かったが一緒にラウンドしてもスイングを教わったことはないという。中嶋がいう「何事も上達の秘訣は自分の中にある」にあなたは何を感じるだろうか?

収録を終えて

by 岡田理江

F1レーサー、中嶋悟さんは五感だけではない、他の沢山の感覚の中で物事を見られているような気がしました。
常にひとつ先のイメージの中で、レースをされていたり、ゴルフをされていたり、まさに感覚の人と言うイメージ。
あんな過酷なレースをされていたとは思えない、穏やかな雰囲気もありました。
ゴルフを趣味と言われる中嶋悟さんの趣味の意味が、なんだかとても深いものに感じた時間でした。


今回のゲスト

元F1レーサー 中島 悟

1987年、34歳にして日本人初のフルタイムF1ドライバーとなり、1991年に引退するまでの5年間、ホンダと初年度のチームメイトであったアイルトン・セナと共にバブル景気に沸く日本にF1ブームを巻き起こした中嶋悟。日本人にF1への挑戦の先鞭をつけた第一人者として、大きな評価を受けている。そんな世界で戦ってきた中嶋が現役時代から楽しんできたのがゴルフ。
研ぎ澄まされた神経と、極度の緊張の中で戦い続けていた中島がゴルフから学んだ「グリーンの教え」とは?


次回のゲストはファッションデザイナーの ドン小西さんです。