1997年、29歳の時に、三菱商事の社内留学制度を利用して留学することを決めた。
日本の大企業にいる事で、発想が固定化されるのを危惧するのと同時に、大嫌いだったゴルフを再び好きになる為、原点であるアメリカへと旅立っていた。
そこで石坂は、ゴルフにまつわるあることに出会った。
それは、インターネットでゴルフ場を探す、というサービス。
予約ができるシステムではなかったが、利用者からの率直なコメントなど、非常に参考になったという。
この時の経験が、今のゴルフ場予約システムの開発に繋がっていった。 石坂がゴルフビジネスを興そうと考えた当時、日本のゴルフ場の大多数は、会員募集を前提とした経営になっており、紹介が無い限りなかなか予約ができない状況であった。
ここに絶対チャンスはある。
そう思った石坂を実行へと突き動かしたのは“ある人物”の影響が大きかったという。
それは石坂の祖父、石坂泰三である。
泰三は、第一生命保険や東芝の社長を歴任。経団連の会長を4期12年も務めた昭和を代表する財界人であった。
石坂の言う「正しく踏めば恐るることなかれ」にあなたは何を感じるだろうか?
収録を終えて
by 岡田理江御祖父様の言葉。『正しく踏めば恐れることなかれ』
ゴルフが嫌いになりかけ、でも、やっぱりゴルフが好きで。周りの人たちがどうすればもっと楽しくゴルフができるようになるか。
日本のゴルフを誰もが楽しめる身近なものにと、自分が信念を持ち自分が納得できることをしていく。
私は自分自身にとても素直で正直であることが、うらやましくなりました。私も自分を信じて素直に人生楽しめるようにしたいなと、またひとつ勉強になりました。
今回のゲスト
ゴルフダイジェスト・オンライン社長 石坂 信也
ゴルフ場の予約やゴルフ用品のネット販売でお馴染みのゴルフダイジェスト・オンライン、通称GDO。
今や当たり前となったインターネットでのゴルフ場の予約システムを作り上げ、現在、予約ができるゴルフ場の数は… 日本国内の75%以上に当たる約1800件、会員数は160万人を突破し、2009年の年商約120億円にのぼる。社員の平均年齢35歳という、若さあふれるGDO社長石坂がゴルフから学んだ「グリーンの教え」とは?