銀の粒のあの仁丹、森下仁丹の代表取締役社長、駒村純一氏が今回のゲスト。創業は明治26年。120年の歴史を誇る企業は、仁丹だけにとどまらず、仁丹の製造から着想を得たビーズ状のシームレスカプセルや、長年の生薬研究から生まれた健康食品、さらに医薬品や医療機器の製造販売に至るまで、幅広い分野で企業活動を行っている。
駒村氏は大学卒業後、三菱商事に入社。三菱商事に在籍した30年の間に2度のイタリア駐在を経験するなど充実した会社人生を歩んでいたが、52歳で早期退社を決意。日本で就職活動を行い多くの企業に声をかけられ、めぐりあったのが森下仁丹。しかし当時は業績が悪く、100億円近い負債を抱えた同社に駒村氏は執行役員として入社。社長就任後は再建に取り組み、見事に成果をあげている。
他人から見ればなにひとつ不自由なく見える状況での転職、そして負債を抱える企業への入社。駒村氏の決断に秘められた想いや会社再建の秘策に迫る。
ゴルフは三菱商事に入社後すぐに始め、イタリア駐在中も現地で年間127ラウンドをこなしたことも。なかなか触れる機会の少ないイタリアのゴルフ事情も詳しく司会の石川次郎がお聴きする。