「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」のキャッチコピーで有名なお茶と海苔の老舗、株式会社 山本山。創業は元禄三年。今年で323年目を迎える歴史ある企業だ。今回のゲスト 山本嘉一郎氏は10代目の社長となる。

実は山本山、嘉一郎氏の父にあたる会長の教えにより会社全体でゴルフが推奨されている、いわば「ゴルフ天国」。「ゴルフをやってマイホームを買いなさい」「残業している暇があったら家に帰りなさい。ゴルフに行きなさい」という会長の教え、その真意はいかなるものなのか…？！

山本氏が社会人になってゴルフを始めたのも、会長である父上から「仕事で必要となる」という助言があったため。当時12万円ほどだった給料のほとんどは練習代に消えていったが、熱心な練習と週3日のラウンドで、ゴルフを始めて3年でハンディ11にまで上達。社長となった現在は月に6回ほどラウンドに出るが、「あまりゴルフ好きじゃない」と山本氏は話す。その言葉の意味するところは…？

「仕事は100％攻めるもの」「革新の連続が結果として伝統になる」といった言葉に表現される氏のビジネス哲学やゴルフライフについてお聞きしていく。