22歳の時に初めてゴルフに出会い、それから55年もの間ゴルフと共に人生を歩んできた株式会社ツムラ顧問・風間八左衛門。
風間がビジネスにおいて提唱したスローガンが「3S」。
組織をスリム化し、スピーディーかつシンプルに物事を進めていく。
この「スリム」、「スピーディー」、「シンプル」はビジネスのみならず、ゴルフにも当てはまるという。
【1】スリム
結果を欲張って、難しいことをしない。心の中をスリムにするという考え方。落ち着いたラウンドにするために必要なことである。
【2】スピーディー
スムーズな行動をとるように心掛ければ、スイングから淀みがなくなり、上達にもつながるという。
【3】シンプル
ゴルフのスイングは簡単でありたい。なぜなら反復性が高く普遍性を高めることが出来る。
また、もう一つのスローガンが「3E」。
これはエンジョイメント、エンタテイメント、エキサイトメントの頭文字からとったもの。
すなわち、楽しく、面白く、燃えて物事に取り組むことを社員に勧めたのだ。
仕事に達成感を感じ、充実した人生を送るために遊び心のある人間になって欲しい。風間の想いはツムラの社員一人一人に伝わっている。
今回のゲスト
ツムラ顧問 風間 八左衛門
医療用漢方製剤でトップシェアを誇るツムラの元社長で現在顧問として手腕を振るっている風間八左衛門。
江戸時代から約400年続いた京都の塩問屋の跡取りとして生まれ、祖父がツムラ順天堂の創業者である。
大学卒業後、第一製薬に入社、敏腕営業マンとして常務の時に、事業多角化の失敗で巨額の負債を抱えていたツムラの再建請負人として社長として乗り込み、経営改革に取り組み、業績を回復させた。
このとき、風間が社員に向けて掲げたスローガンはゴルフにも通じるものがあるという。
ツムラを再建した風間がゴルフから学んだ「グリーンの教え」とは?