フィギュアスケート浅田真央選手のCMでおなじみ、アスリートの間で大評判のマットレスを製造・販売する株式会社 エアウィーヴ。浅田選手のほか、テニスの錦織圭選手やゴルフの宮里美香選手とも契約、トップアスリートたちの睡眠をサポートしている。 社長の高岡本州氏は、父親の影響で5歳でクラブを握り、中学で初ラウンド、大学ではゴルフ部だったという筋金入りのゴルファー。そしてビジネスでは、エアウィーヴの社長であるとともに、日本高圧電気という電気設備関連の会社の社長でもある。マットレスとは関係なさそうな会社だが…?
高岡氏は名古屋大学工学部から慶應義塾大学大学院へ進みその後、アメリカ・スタンフォード大学に留学。帰国後、父が経営する日本高圧電気に入社、5年後に社長に就任した。エアウィーヴ誕生のきっかけとなったのは、伯父が経営していた釣り糸などを作る会社の経営不振。赤字をなんとかしてくれないかと頼まれた高岡氏は、不採算部門を切り離すなど再生に向け努力をしたが、なかなかうまくいかない。打開策として、同社の技術を応用したマットレスの開発製造に着手した。結果、マットレス事業は赤字会社を救い、トップアスリートたちに愛用されるようになるまでに成長。そこに至るまでの高岡氏のマーケティング戦略とは一体どんなものだったのか?“アスリートの魂は買わない”と語る高岡氏のビジネス哲学、そしてゴルフライフに司会の石川次郎が迫る。