1967年にキヤノンに入社した酒巻はカメラやOA機器の研究開発を担当。ゴルフ上達のために様々なアイデアの練習方法を考えてきた。自分と同じような体型のプロの連続写真を手に入れ、家中に貼りイメージを頭に焼き付け、細かい動きを真似した。一番大切にしていたのは「素振り」。

実際のボールを打つのではなく、自分のイメージを固め、身体に覚えこませたのだ。
実際のラウンドでも、事前にショットのイメージを強く持つことが大切と説く。ボールのところにたどりついてから考えるのではなく、歩きながら次の戦略を練っている。イメージ力を養うことで、ゴルフのスコアが上がることはもちろん、テンポアップにもつながる。
これは仕事でも全く同じで、ゴルフから学んだことから、社員に向けて3つのスローガンを掲げた。

1．素早い判断
ゴルフもビジネスも迷っていては良い結果は出ない。判断を迷っているとライバルたちに差をつけることが出来ない。
2．即実行
やるべきことを決めたら、あれこれ考えることなく、間髪おかず実行することが大切。
3．素早い反省
ゴルフでも、ビジネスでも必ずミスあるが、原因を突き止め、同じミスを繰り返さないように反省することが大切。
失敗を引きずることなく、失敗から学び、次につなげることにより成長していく。

酒巻が言う「イメージ力を磨けば迷いは消える」にあなたは何を感じるだろうか?