グリーンの教え Wisdom of Golf 毎週土曜日23時00分

#124『最高峰の戦いを間近で撮り続けて「見える」こと』宮本 卓(ゴルフフォトグラファー)

大学時代はジャズやブラックミュージックの写真を撮っていた宮本氏。それでは食べていけないとアサヒゴルフ写真部に入社したのがゴルフとの出会いだった。日本国内でのゴルフ取材によって写真の技術が上達するにつれ、海外で試合を撮影したいという希望も芽生える。1984年には独立し、フリーのゴルフカメラマンに。1987年には海外に活動の拠点を移した。マスターズに対する強い憧れもその原動力になったという。

いまや、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロといったメージャートーナメントの取材だけでも100回に迫る数を経験し、女子、シニアを合わせると約170回のメジャー取材歴は恐らく世界一と言う。
歴史に残る名勝負を目の当たりにしてきた宮本氏。一番印象に残っているのは1997年のタイガー・ウッズの初優勝だったという。最終日の1番ホール、宮本氏が見たタイガーの歴史的瞬間とは?代表作品も見せて頂きながら、撮影でのエピソード、フォトグラファーから見たゴルフの魅力などについて、司会の石川次郎が聞く。