佐藤の将棋は「緻密流」と称されるように、緻密な読みに定評がある一方で序盤から強気に攻める先行逃げ切りタイプ。
それゆえ逆転負けすることも少なくない。昨年度の棋王戦もリードしながらの逆転負けを喫した。
将棋界でも屈指のゴルフ好きとして知られ、ゴルフ雑誌にコラムを連載している佐藤。
実は将棋とゴルフに意外な共通点を見出しているのだ。
勝ちを目前にして、平常心を保つことが出来ず、勝ちを逃す。
「勝てる」、そう確信したとき、詰めどころが見えた局面で芽生える心の隙。
勝ちが見えた・・・は実は勝ちではないのだ。
ゴルフでもまったく同じである。いくらドライバーでかっ飛ばしても、勝負どころのパットが決まらなければ意味がない。
本当にプレッシャーがかかる場面で、平常心を保ってパットを決めることが出来るか?
今回のゲスト
プロ棋士 佐藤康光
「1秒間に1億と3手読む」と形容され将棋7大タイトルのうち名人・竜王・棋聖など5つのタイトルを通算12期獲得(歴代6位)。
現在は棋士会副会長も務める佐藤は、将棋界でも屈指のゴルフ好きとしてしられ、ゴルフ雑誌にコラムも連載している。
小学生の頃から天才少年棋士として知られていた佐藤は、17才でプロ棋士に昇格。
同期の羽生善治らとともに10代の頃から将来の将棋界を背負って立つ存在として注目を浴びる。
そして22歳のとき、当時五冠王だったライバル羽生善治を破り、自身初のタイトルとなる竜王位を獲得。
ちょうどその頃、ゴルフと出会うのだ。
棋士・佐藤がゴルフから学んだ「グリーンの教え」とは?
次回は、「会社のアカスリで利益10倍!」、「朝イチでメールは読むな!」の著者で
キヤノン電子社長の酒巻久さんです。
キヤノン電子社長の酒巻久さんです。