黒と白のテリアのマーク、そして倉本昌広プロが着用していることでも有名なゴルフウェアブランド「ブラック&ホワイト」の代表取締役社長・神成一郎氏。
富山に生まれ、札幌オリンピックをめざし競技スキーを始めた神成氏。大学ではスキー部に入り、インカレで3位に輝いた。
大学卒業後、実家の近くに工場があるからと入社を決めたのがスポーツメーカーのゴールドウィン。父から「社会人として、お酒ともうひとつ付き合いの武器が必要。麻雀をしないならゴルフを」と言われゴルフを始める。さらには人事異動により暇な部署に移ったのが追い風となり神成氏は本格的にゴルフに取り組むことに。
とにかくどんなスポーツでものめり込むのが神成流。「スポーツは競技じゃないと意味がない」と語る。ゴルフでは、まずはクラチャンを目指し、とにかく日々練習に没頭したという。
ゴルフ以外でも、海が嫌いなのにヨットやカヌーに挑戦し、試合にまで出場するなど、スポーツは苦手なものでも常に真剣に取り組む。真剣にやることで見えてくることがあり、それは彼のビジネスにも次々と生かされているという。
昨年11月にはブラック&ホワイトの社長に就任。神成社長が就任してから社内にも変化が現れているという。そんな神成氏のゴルフライフとビジネス哲学に石川次郎が迫る。