昨年発売したアベレージ・シニア向きブランド「TOURSTAGE PHYZ(ファイズ)」も好調なゴルフメーカー大手・ブリヂストンスポーツ(株)の代表取締役社長 福岡杉夫氏。
両親がゴルフをしていた事で幼い頃からゴルフに慣れ親しんだ福岡だが、庭の雑木林を整地して練習場にするほどゴルフ熱心だった父親に反発し、中学・高校はバスケットボール一筋。
しかしゴルフ場が併設しているICU(国際基督教大学)入学を機にゴルフに転向。当時はシングルハンディキャップだったという腕前を誇る。
大学卒業後はブリヂストンタイヤに入社。最初は販売部門に配属されたため、ゴルフといえば営業ゴルフ。その後、アメリカ・南アフリカと合計9年に渡る海外駐在では、いいコースで安くプレーができる、ゴルフ好きには恰好の環境に恵まれたという。
帰国後、2009年にブリヂストンスポーツ社長に就任。今までのブリヂストンスポーツといえばプロ向けの商品しかないと思われていたが、方向性の違うアベレージゴルファー向けの商品開発を自ら企画し2011年「PHYZ」を発売した。
プロに使わせないで売るという信念を貫き、社内で反発をかうが、自ら行動を興す事で開発者を納得させるなど、様々な苦労や独自の工夫を重ね「PHYZ」を完成させた。その開発秘話に司会の石川次郎が迫る。