父親がゴルファーだったこともあり、5歳でクラブを握ったボビー・ジョーンズは14歳にして、全米アマに出場。
1930年に、アマチュアのままで当時の世界4代タイトル、全米、全英の両オープン、さらに全米全英両アマを制し年間グランドスラムを達成した。この偉大な記録はいまだに破られていない。
しかし、その一ヶ月後、28才でボビー・ジョーンズはあっさりと引退。弁護士として仕事をする一方、世界一のゴルフコースと絶賛される、マスターズが行われるオーガスタ・ナショナルを共同設計し、そのマスターズ・トーナメントの創設にも尽力した。
不世出の球聖として歴史に名を刻んだボビーはプレーのみならず、ゴルフのあり方にも高い見識を持っていたという。
それを世に知らしめようとしたのか「ゴルフの神髄」という著書を出版し、晩年は友とプレーを続け、日々を楽しみながら人生を終えたという。
そんなボビー・ジョーンズの残した言葉「人生での価値はどれほどの財産を得たかではない。何人のゴルフ仲間を得たかである。」とはどのような意味を持つのだろうか…
今回のゲスト
北原照久(ブリキのおもちゃ博物館 館長)
ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として世界的にも知られる北原さんは大学時代、訪れたオーストリアである衝撃をうける。
ホームステイ先のその家では祖母が使っていたという鍋や曾祖父が使っていたという机などが、当たり前のように使われていた。
この、モノを大切にする文化に触発され、北原のコレクター人生が始まった。
広告の看板、古いラジオ、時計などから始まり、その後、北原はブリキのオモチャの美しさに魅せられ、取り憑かれたように収集を始める。
現在、常設の博物館だけで、全国に7カ所、さらに北原コレクションの様々なイベントが各地で開かれているという。
そんな北原は、50歳をすぎ、様々なものにチャレンジをした。そして、その中のひとつがゴルフだという。いったい、北原はどんなゴルフをするのだろうか?
渡辺裕之 さんです。