生まれつき左腕の肘から下がない加藤由希子選手。生後６ヵ月から義手の生活を始め、中学の時に運動能力の高さを認められ投擲を始めました。
２０１４年のアジアパラでは、砲丸投げで世界記録も樹立します。しかし、パラリンピックでは、同じクラスの砲丸が実施されず、やり投げでリオを目指しますが、砲丸とやりの間で揺れ動く苦悩も感じています。
拠点の仙台大学を訪ねたのは、投擲の鉄人のＤＮＡを持つ室伏由佳さん。ハンマーと円盤、同じ様に２つの種目で戦った先輩からの言葉は、聞く人全ての心を洗います。
支えになった言葉は、二人とも諺。どんな諺かは、お楽しみに！
また、２種対決での意外な結果も必見です！
加藤由希子
1993年8月2日宮城県生まれ
高校2年の時、東日本大震災の津波で自宅を流される。
2013年世界選手権やり投げ銅。
14年仁川アジアパラ競技大会砲丸投げF46クラス・世界新記録で金。
仙台大学では健常者も入れた陸上部の主将を務める。
16年4月SMBC日興証券に入社。
室伏由佳
1977年2月11日愛知県生まれ
1995年～98年円盤投げで日本インカレ4連覇。99年日本記録樹立。
2004年ハンマー投げで日本選手権初優勝、円盤投げ5回目と合わせて二冠。
同年ハンマー投げで日本記録樹立。アテネ五輪出場。
07年円盤投げで日本記録更新。
